
茶色のシミの発生を防ぐ

加齢とともにできてしまう茶色の顔のシミ。
一番の原因は紫外線による肌のダメージの蓄積ですが、意外と知られていない原因もあります。
それは「こする」「触れる」といった無意識の仕草。
髪の毛が顔にかかったりすると、無意識に振り払おうと、おでこや額を手でこすってしまったりします。
また、朝晩の洗顔時に、必要以上に顔をこすってしまったりします。
ご存知のように、皮ふというのは防御反応からメラニン色素を発生させます。
そのメラニン色素が皮下に沈着し、茶色のシミができてしまうのです。
若い頃は新陳代謝が盛んで、皮ふのターンオーバーも勢いがありますので、メラニン色素も角質として表皮に上っていき、洗顔時に排出されてしまいます。
でも、年齢を重ねるとなかなかそうは行きません。
そのためにエイジングケアの化粧品が必要なのです。
赤いシミは要注意
その一方で赤いシミや、赤っぽいシミができてしまうことがあります。
茶色いシミと比較して、見た目ではそれほど目立ちませんが、実は「がんのタネ」が隠れている場合があります。
日光角化症と呼ばれる赤いシミは、紫外線ダメージが蓄積すると発生する日焼けによる皮膚がんが始まったばかりの状態です。
言い換えるとがんのタネというべきシミです。
赤っぽいシミに見えるのは、紫外線によって細胞ががん化すると炎症が発生するためです。
でも心配はいりません。
この状態ではまだ悪さはしないからです。
でも放っておくと転移の可能性のある皮膚がんに移行する場合がありますので、赤いシミや赤っぽいシミが見つかったら、早めに皮膚科の診療を受けたほうが賢明です。
シミ予防は紫外線や皮ふへの刺激を避けることが一番
